こんにちは!
森本です。
今日は終戦記念日ですね。
こういった特別な日なので、少し視野を広げたことを書いてみたいと思います。
戦後72年が経過しました。
今はその悲惨さを知る人は少なく書面や公共放送でのみしか知り得ません。
私は子供の頃に毎晩酔っ払った父が樺太から追われて関東に疎開した話を聞かされたくらいです。
美容師として働かせていただいてますが非常時下においてこの分野は優先度が劣ります。テロや災害発生時、まず「生き抜く」事が最優先の場合、髪を気にしてる人はほぼいないでしょう。
わかりやすい例で言えば東日本大地震の発生時も、お客様の髪を切っていました。その後は多くの人が知る通りしばらくの間物資の支給が滞り、当時働いていたお店はお客様がほとんど来店しない日々が続きました。
そんな中、ボランティアでシャンプーをしに行った人々、メイクをして回るボランティアの人たち、設備的にシャンプーは出来ないけど無料でカットをするなどの活動を通して外見を美しく整えるこの仕事の意義をより深く感じる様になったんです。
美容院は贅沢な場所です。
けれども言い換えれば心を豊かにする所でもあります。
衣食住足って初めて礼節を知るなんて言葉がありますが、落ち込んだ時髪型を変えたりすると気分が良くなりますよね。
病床の人や認知症の方がメイクすると症状の緩和につながったり。
気持ちに余裕があると争うことが無くなります。
人が人らしく居られる根幹を支える仕事だと感じています。
長々と書ましたが
たまには当たり前の日常は当たり前じゃないと、省みてみるのもいいんじゃないでしょうか(^^)
最後に、私の血縁上の祖父を含め戦没者、犠牲者、ご遺族の方々のご冥福をお祈りします。